地球周辺の宇宙の磁場にある人工衛星が自身の帯びている磁気によって姿勢を乱すことを防止するため、磁気試験設備による磁気モーメントの測定、残留磁気の消去及び磁気姿勢の制御装置等の機能確認を行う必要があります。
 この設備は測定室、消磁室、前室、等価コイル室及び制御室から構成されています。測定室には3軸ブラウンベック方式の主コイルが設置されており、等価コイル室で検出した磁気外乱及び地磁気変動を打ち消し、主コイル内の空間を零磁場の状態にします。この零磁場の空間で、人工衛星電子機器の磁気モーメントをニアフィールド法により測定します。また、標準磁場を発生させて、磁気センサの校正を行うことが可能です。














 試験空間 寸法  直径2.3m球体空間
 磁場均一度 ±2.5ナノテスラ(nT)以内
 磁気外乱制御 外乱制御範囲:±1000ナノテスラ(nT)以内
 周波数特性:0〜10Hz(-3dB)
 計測特性 測定範囲 ±100,000ナノテスラ(nT)
 精度 ±2%
 周波数特性 DC〜10Hz(-3dB)
※ユーザーズマニュアルは右記を参照 http://www.aes.co.jp/rikatsu/utilization/index.html

360度 写真

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