電波第1試験設備

電波試験設備は、ロケットや宇宙機に搭載されるアンテナ・電波系センサなどの電波特性を解析するための設備です。回転台を用いて、アンテナ・電波系センサに対しさまざまな方向から電波を送信し、その受信感度を測定することで、電波特性を解析します。
電波第1試験設備(第1無反射室)は、電界シールドされた国内最大級の大型電波暗室です。ISO14644クラス8のクリーンルームであり、さらに温湿度管理ができます。
限られた送受信距離しか確保できない空間でも遠方界測定を実現可能とする「コンパクトレンジシステム」が設置されています。

システム構成図

電波第1試験設備 システム構成図

仕様

第1無反射室 無反射室寸法 24.5 m(幅)×22.4 m(高さ)×39.2 m(奥行)
電波吸収特性 450 MHz〜10 GHz以上 −22 dB〜−45 dB以下
シールド特性 電界に対して90 kHz〜30 GHz −80 dB〜−60 dB
コンパクトレンジシステム 試験空間 3.6 m(径)×3.6 m(長)の楕円柱空間
試験空間特性 振幅テーパ 1.0 dB 以内/位相変動10°以下(1 GHz〜18 GHz)、20°以下(18 GHz〜94 GHz)
試験周波数範囲 1 GHz〜94 GHz
遠方界測定システム 試験空間 回転台中心上高さ11 mを中心とした直径6 mの球体空間
送受信間距離 24.6 m 固定式
試験周波数範囲 450 MHz〜26.5 GHz

利用実績

GCOM-W(しずく)アンテナ/イプシロンロケット搭載アンテナ/準天頂(みちびき) など

供用試験: 衛星通信関連機器の評価試験 など