6mφ放射計スペースチャンバ

6mφ放射計スペースチャンバは、宇宙機が宇宙で受ける高真空や極低温などの環境を再現し、耐性や機能、温度を確認するための設備です。設備の直径は6 mあり、小・中型宇宙機や宇宙機搭載機器の試験を行います。
宇宙空間の高真空環境は各種真空ポンプ、極低温環境は設備の壁面を液体窒素が循環するシュラウドで覆うことにより再現されています。また極低温環境についてはスペースバックグラウンドという設備を用いることで局所的に-250℃以下まで冷却することも可能です。13mφ、8mφスペースチャンバにあるソーラシミュレータは備えていませんが、赤外線ヒータによって高熱環境を再現することが可能です。
本設備は地球観測測定量を用いて搭載される光の反射・干渉などを利用した光学特性確認試験に対応しており、光学特性確認試験では光の入射角度の変化を構わず、防振架台や独立基礎により防振性能を高めています。更に他のスペースチャンバに比べてクリーンルーム清浄度(ISO14644クラス7)が高いことや高清浄度試験(ISO14644クラス5)のクリーンブースを備えていることも特徴です。

システム構成図

6mφ放射計スペースチャンバ システム構成図

仕様

真空容器 形状 水平かまぼこ型
内部寸法 6 m(径)×8 m(長)
到達圧力/真空排気時間 1.3×10-5 Pa(1×10-7 Torr)以下/8時間以内
シュラウド温度 −170℃以下または常温
その他の特徴 防振機能有

利用実績

GOSAT(いぶき)温室効果ガス観測センサ/WINDS(きずな)APAA(アンテナ)/SMILES(きぼう搭載センサ)/GCOM-C/ALOS-2 など

供用試験: 商用衛星 など