宇宙の真空及び熱の環境における人工衛星等の耐環境性を確認するための有効内径13mφの真空容器が横置きになっている設備です。
 スペースチャンバ内の真空環境は粗引排気(油回転ポンプ及びメカニカルブースタポンプ使用)及び高真空排気(ターボ分子及びクライオポンプ使用)によって、また、宇宙冷暗黒状態はチャンバ内壁の黒色シュラウド(液体窒素循環)で内面全体を覆うことによって、模擬されます。
 この設備において、供試体の加熱は、赤外線ランプやヒータによる赤外線照射及びキセノンランプを光源としたソーラシミュレータによる擬似太陽照射の2方式が可能です。なお、擬似太陽光は、ソーラシミュレータにより、均一に横方向から照射されます。また、供試体を専用台車(供試体支持機構)に組み込むことにより、試験中の供試体に所定の回転と角度を与えることができます。











 真空容器 形状 横置水平ハンマ型
 内部寸法 13m(径)×16m(長)
 到達圧力 1.33×10-5Pa(1.0×10-7Torr)以下
 シュラウド温度 100K以下
ソーラシミュレータ 光源 キセノンランプ
 放射強度 1.8kW/m2
※ユーザーズマニュアルは右記を参照 http://www.aes.co.jp/rikatsu/utilization/index.html

360度 写真

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