JAXAは、これまで宇宙開発に必須である環境試験設備を筑波宇宙センター内に保有・維持し、宇宙開発に貢献してきましたが、今後もこれらの設備を効率的かつ確実に維持するとともに、環境試験に関わる技術・設備を宇宙開発のみならず、産業界へ利用拡大することを目指し、民間活力を用いた官民連携的手法により環境試験設備等の維持・運営及び運転ならびに利用拡大事業を実施します。なお、本事業の実施に際し、JAXA初の試みとして、設備等の所有権をJAXAが有したまま運営権を民間事業者に設定する、PFIコンセッション方式的手法を導入しました。
・契約形態実施
・事業スキーム
事業概要
事業名:環境試験設備等の運営・利用拡大事業
事業期間:2020年4月1日〜2025年3月31日(約5年間)
民間事業者:株式会社エイ・イー・エス
事業内容:JAXAは民間事業者に対し、環境試験設備等の貸付けないしは利用権の
付与を行い、民間事業者はこれらの設備等について以下の業務を実施
(1)運営業務 設備等の管理及び保全・運転に関する業務
(2)利用拡大業務 設備等の利用拡大に関する業務(外部試験、新規事業含む)
要求形態:性能要求(保守)
導入背景:近年、民間企業の参入により宙産業市場が活性化してきており、宇宙関連企業に
おける自社試験設備の保有や、ベンチャー企業による宇宙開発等も顕在化
しています。また、宇宙産業界以外の一般産業界におけるJAXA試験設備の利用も
増加しています。この現状を踏まえ、JAXAは環境試験に関わる技術・設備の一般
産業界への更なる利用拡大・還元を目指し、本事業をコンセッション方式的手法
により実施するに至ったものです。
事業内容に関するお問い合わせ先:JAXA 環境試験技術ユニットPPP事業推進チーム
MAIL:ppp-team[a]ml.jaxa.jp ※[a]を@に変更してください。
環境試験設備利用に関するお問合わせ先:株式会社エイ・イー・エス
・事業対象設備
・事業対象建屋・敷地